同一ドメイン同士の相互リンクにおける影響
検索エンジンは被リンクの多様性を重視しており、同一ドメイン同士のリンクは自社サイト内リンクと見な して評価しないといわれています。それどころか、あからさまにやり過ぎるとスパム判定を受けると主張する人も多くいます。 ここでは、同一 ドメイン (9 個のサブドメイン)同士の相互リンクを行い、被リ ンク元としてどのように認識されるか、あるいは認識されずにスパム判定を受けるかの検証を行いました。
検証の手順はオリジナルドメインのサイト①と、①と同一ドメインのサブドメインサイト②~⑩を用意する。①~⑩の被リンクはほぼ 0。
①~⑩を全て相互リンクを行う。つまり、①には①~⑩をリンク、そして②~⑩も同様に①~⑩をリンクする。場所は全てフッターで、10サイトのリンクをコピー&ペーストしました。
サーバーI Pアドレスもドメインも同じサイト同士、つまり「所有者が同じであ
るとわかるサイト同士を相互リンクすること」が被リンク元の認識にどういう影響を及ぼし、ひいては悪影響といえる現象が起こるのかどうかにポイントをおき、検証してみましたが、ヤフー、グーグルとも問題なくインデックスされており、ペナルティは確認でき
ませんでした。
ヤフーでは、すべてのサイトが被リンク元として認識されていました。つまりヤフーでは、同一サーバー、同一ドメイン同士の相互リンクでも、この程度の数 (10サイト)であれば問題なく効果があると判断できることになります。
グーグルでは被リンク元として認識されませんでした。従来よりグーグルは被リンク元表示が遅い上、ごく一部しか表示しないので、同一 ドメインであることが原因であるとは判断できません。
結論としては、一般的にいわれているリンクファームペナルティや、同一ドメイン同士の相互リンクによるペナルティの“常識”はウソであることがわかりました。