箇条書きの項目数
Webライティングの目指すべきは、検索エンジンのロボットと検索利用ユーザーの両方を見据えたSEO(検索エンジン最適化)対策を取り入れたものと言われるようになってきました。具体的には、主要キーワードには検索ボリュームの多いものを選定し、かつそれに関連した言葉を有効にコンテンツ内のそれぞれのページに配分、更に同一キーワードの繰返し使用回避、専門用語の適正使用などいろいろ言われています。箇条書きの積極使用もその一環に他なりません。そこでこの箇条書きを行うに際しての留意点をお話ししたいと思います。箇条書きの項目数はどの位が適正か考えたことがありますか。項目があまり多いと、折角箇条書きで重要テーマをアピールしようとしているのに、その重要性が薄れてしまいかえって逆効果になりかねません。そこでご紹介したいのが、ネルソン・コーワンというアメリカの大学の心理学教授が発表した「マジカルナンバー4±1」という理論です。簡単に言うと、「人が短期に記憶できる項目数は3~5個」というものです。桁数の多い数字も4桁程度に分割すれば意外と覚えやすい、という経験をされたことはありませんか。携帯番号、車のナンバー、暗証番号など日常生活で同様な処理がされていることに気づくことでしょう。これを箇条書きの項目数にも置き換えてみたらどうでしょう。箇条書きで使用する「ulタグ」、「liタグ」を使用して比較してみましょう。適正な項目数など考えずに「<ul> <li>①</li> <li>②</li> <li>③</li> <li>④</li> <li>⑤</li> <li>⑥</li> </ul>」のように6項だらだら記述するとWebサイトでの表示は「・① ・② ・③ ・④ ・⑤ ・⑥」となりますが、3項目ずつに分けて「<ul> <li>①</li> <li>②</li> <li>③</li> </ul>」と「<ul> <li>④</li> <li>⑤</li> <li>⑥</li> </ul>」にすれば表示は「・① ・② ・③」と「・④ ・⑤ ・⑥」とグループ分けしたような表示となり、「見やすく」「わかりやすく」なったと思いませんか。この時のグループ分けも意味のある分け方にすれば一層効果的な箇条書きと言えるのではないでしょうか。 |