箇条書きの上手な書き方
箇条書きというリスト形式の記述は、一般的な文章作成術に限ったことではなく、SEO(検索エンジン最適化)を考えた、これからのWebライティングとしても非常に有効な記載方法と言えるでしょう。SEO対策も当初の検索エンジンのロボット向けだけ考えていけばいい、と言われていた時期を経て現在は検索利用ユーザーに向けたものであればいいと言われて久しいですが、これからは、その両者を考えた対策が要求されるようになってきていると言っていいかもしれません。今まではあまり箇条書きの適正な記述方法など気にせず使われていた人も多いかと思います。ここで、どのようにすれば効果的な箇条書きと言えるのか、お話ししていきたいと思います。最初に考えるべきは、その項目数ですが、一般的には3~5項目を目安とすれば良い、と言われています。更に、その内容については、「簡潔」「明瞭」を心掛けて書いていくことが必要です。例えば、「・ちゃんとドアが施錠されているかどうか確認しましょう。」などという書き方は悪い例です。これは「・ドアの施錠確認を徹底!」などと書ければ合格点ではないでしょうか。語尾の「です」「ます」や句点(「。」)は不要です。使用する言葉も簡単・明瞭に。表記も統一を心掛けて下さい。例えば、「・1階は食料品売り場 ・衣料品売り場は2階 ・3階は催し会場」ではなく、「・食料品売り場(1階) ・衣料品売り場(2階) ・催し会場(3階)」もしくは「・1階/食料品売り場 ・2階/衣料品売り場 ・3階/催し会場」といったところでしょうか。折角箇条書きという簡単明瞭に示す書き方を使うのであれば、その趣旨を最大限生かせるような記述に心掛ける必要がありそうです。 |